③療養
心にぽっかり穴が空いたまま、在宅療養。正直、もう生きてる価値なんてない、早く消えてしまいたい、なんで俺なんかが生きてるのか、そんな考えが頭の中でぐるぐる回ってました。
お母さんには本当にずっと心配かけました。私が夜散歩に行ってると携帯に電話の嵐、無視して帰ったら本気で死んだかと思われたらしく、もう色々大変でした。お母さんを悲しませる度、
「あぁー俺って何してんだろ」
「こっからどうやって生きていったらいいのか、まさか自分が社会不適合者だったなんて」
正直、心の穴は全然埋まらなかっです。
ただ、その中で1番私を支えてくれたのが友達です。
私に少しでも元気をと思い、サウナに連れてってくれたり、毎晩散歩誘ってくれたり、マイナスイオンを浴びに行かせてくれたり、一緒にランニングしてくれたり、色々外に連れ出してくれました。わざわざ下関から俺のために帰ってきてくれた輩もいたなぁ。
正直そのときは、俺に構って欲しくなかった。
でも今元気になって思います。
どれだけ僕のことを想ってくれてたか、考えただけで涙が溢れてきます。こんなに僕のことを大切にしてくれる親友が近くにいてよかった、みんなに愛されてよかった、生きててよかったと。
僕はあの時支えてくれた親友を一生大切にします。ありがとう。本当に。これからの俺の活躍に期待しててくれ。次は俺がみんなを助ける側にいくからさ。
休職期間で身体は元気になったが、ハッキリしたか答えは出ないまま時が進み…
次回→葛藤